イタリアの石畳調の階段アプローチが完成しました!!

以前、階段の部分にはジュラストーンという乱形の石が張られていましたが、経年劣化で汚れも目立つようになりました。高圧洗浄機で汚れを落としてみたようですが、汚れはとれたもののクリーム色だった石が白く変色してしまいました。

ジュラストーンとは、硬質の石灰石でジュラ紀の化石や模様を含んでおり、化石を見つける面白さや美しいクリーム色ということで、ひと昔前は人気の石材でした。ただ、酸性雨の降る日本においては、庭に石灰石を使うには注意が必要なのです。どうしてもジュラストーンが使いたい方は、雨の当たらない室内に使用するのがよいように思います。

今回、ジュラストーンを剝がして、新しく張り直した石材は、イタリアのポルフィードという石です。ポルフィードはイタリア産の斑岩で、硬く、吸水性が低く、摩擦に強いことから「永遠の石」とも呼ばれており、スペインのサグラダファミリアにも使われているそうです。赤・グレー・ブラウン・紫のグラデーション、そしてたまに入る錆の色が美しいです。お家との色合い、雰囲気ともよく合っていますね。今回は、方形・乱形・ピンコロとある中から、ピンコロを選び、石畳調に仕上げました。まるでローマのサンピエトリーニを切り取ってきたようですね。

皆さんもイタリアの石畳、お庭のアプローチ・テラス・駐車場の舗装にいかがですか？