お庭の寒肥えはもうお済みですか??

寒肥お庭の寒肥えはもうお済みですか??

寒肥えとは植物が休眠している期間に(一般的には12月から2月の間)あたえる肥料のことです。寒肥えは春からの成長を助けるために与えるものですので、肥料の効果が持続するものでなくてはいけません。堆肥や油粕などの有機質の肥料はゆっくり効いていくタイプの肥料ですので有機質の肥料を選ぶのがいいと思います。ちなみに、山茶やでは有機質を固めてある肥料を使っています。いろいろな有機肥料を混ぜて、養分の調整をしてあるのもありますし、なんといっても、有機肥料特有のいやなにおいもしません。ホームセンターにも売っていますのでご安心を。

次は寒肥えのあげ方ですね。木の根っこの地中での広がりは、木の枝の広がりと同じくらいだと言われています。枝先の真下あたりに数か所、スコップなどで穴をあけ、肥料を埋めます。木が休眠している時期ですので、多少根っこを痛めても大丈夫です。木と木の間隔が狭い場合はバールなどを土に挿して穴を広げ、そこに肥料を入れてあげるといいと思います。正直なところ、植木はあまり成長させたくないですし、柔らかく、華奢に育てたいので、肥料をたくさんあげて、たくましく育つのも困りもの。花を楽しみたいもの、実を楽しみたいものを優先して寒肥えをあげるのがいいかもしれませんね。その他の低木などにはぱらぱらと撒く程度でいいと思います。

普通ならここで寒肥えの完了ですが、山茶やは最後にもうひと手間行います。土の表面にバーク堆肥を、うっすらとマルチングします。マルチングすることによって、保水性が高まったり、草取りなど土を触るたびに土と堆肥が混ざって土が柔らかくなったりします。また、冬のお庭は寂しくなりがちですが、バーク堆肥を撒くだけで見た目もよくなるような気もします。

いつも、ブログにあげる時期が遅くなって申し訳ないのですが、まだぎりぎり間に合いますよ。暖かい日も増えてきましたので、皆さんも寒肥えをあげてみてはいかがですか??